台湾で収集した「台湾文庫」の本棚からオススメの本をご紹介しています。
今日のオススメは台湾の種子保存活動の事例を集めた1冊。
出版社の果力文化社は、日本で言うところの「農文協」的な出版社。食と農の面白い本がたくさん出ていて、挿絵も可愛いくておしゃれなのが特徴。でも内容もしっかりしてる感じ。
以前、この本の編集協力もされている郭先生に台湾大学の水稲種子コレクションを案内していただいたことがありました。そちらもまたおいおい記事にしたいなあと思いますが、今回はまずは本のご紹介から。
「藏種於民」
作者: 果力文化 主編
協力: 浩然基金會, 林樂昕, 郭華仁等
出版社:果力文化
出版日期:2016/04/01
目次
第1部 種子保存の基礎
第2部 国際編
日本、韓国、タイ、インド、アメリカ、ヨーロッパにおける種子保存活動の事例
第3部 台湾編
1 稲作
2 雑穀
3 豆類
実践編
・種子辞典
・種子保存の実践Q&A
・シードバンクネットワークについて
・種苗交換会
・シードバンクの始め方
日本でも話題のコミュニティシードバンクですが、アメリカやヨーロッパ、アジアの他の国ではどのような活動がされているのか知る機会は少ないですよね。グローバル社会における種子保存の位置付けと事例の他、台湾での取り組みも紹介されています。実践編では、種取りのQ&Aや、シードバンクの始め方などが解説されています。
ついでに、こちらのサイトが台湾の種子保存についてよくまとまってます。
http://seed.agron.ntu.edu.tw/fcs/index.htm
原住民の種子保存について
http://seed.agron.ntu.edu.tw/ipcs/index.htm
台湾文庫が台湾の粟の保存活動を取材した記録はこちら。
https://taiwanlibrary.blogspot.com/2020/06/blog-post_34.html
台湾でも粟を奉納するお祭りがあって、竹富島の豊年祭に似てるんですよね。
雑穀文化は日本とも共通していますが、粟の多様性は台湾の方が豊かそうです。
いつか台湾の種苗交換会に参加してみたいです。
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